FUMIKO×ブライダルリーダー小山の対談コラム

結婚指輪を探していると“見た目が似ているのに価格がずいぶん違う”――
そんな疑問を感じたことはありませんか?
同じマリッジリングでも、その価値を決めるポイントには多くの違いがあります。
今回は、当店のブライダルリーダー小山と4代目史子が、マリッジリングの素材や仕上げ、ダイヤモンドの違いなど、『知るともっと選ぶのが楽しくなる』お話をお届けします。
史子:小山さんは当店で一番ブライダルのお客様の接客数が多いですよね。頼れるお姉さまという感じで。何でも相談しやすいし、説明もすごく丁寧だからお客様からの信頼度も厚いです。
小山:ありがとうございます。私自身、ジュエリーがとっても好きで、ついつい熱く語ってしまうんですけれども、お客様のニーズにできるだけ寄り添いたいと考えています。
リングの素材と作りの「精度」が大きな違い

史子:当店では豊富なブランドのラインナップで、お客様のニーズに対応しているんですけれども、例えばシンプルな甲丸リング1つにとって、お手頃なものだと8万円前後。 高額なものだと1本20万円を超えますよね。見た目は似ていてもどんなところに違いが出るか教えてください。
小山:はい、これはよくご質問をいただくポイントですね。
まず、一番大きな違いは、素材と作りの精度です。例えば、地金の種類。お手頃な価格帯のリングは、細身のPt950(プラチナ)が使われていて、素材の量も比較的軽めなんです。一方で20万円を超えるリングは、K18(ゴールド)や重厚なプラチナをたっぷり使っていて、手に取ったときのずっしり感がまったく違います。
史子:確かに、持ってみると「おおっ」ってなるリング、ありますよね(笑)
同じ2ミリ幅のリングでも、厚みなど地金の付け目が違うんですね。当店ではお取り扱いがないけれど、さらに安価なものだとK10素材のものもありますよね。
小山:そうですね。K10が決して悪いわけでは無いですけど、結婚指輪は長い年月毎日使うものだから、できるだけ変色や変形のリスクの少ないK18やプラチナのみを当店ではお取り扱いしています。
ダイヤモンドの輝きにも違いが

史子:それと、ダイヤモンドも違いますか?
小山:はい、ダイヤモンドも大きなポイントです。同じように小粒のダイヤが並んでいるように見えても、グレードや留め方によって輝きや立体感がまったく違ってきます。高価格帯のものはVS~VVSクラスの厳選された石を使っていて、カットも綺麗なので、照明が当たったときのきらめきが段違いなんです。
史子:なるほど。遠目に見たときは似ていても、実際に着けてみると「あれ?なんか違う」って感じるのは、そういうところなんですね。
「着け心地」まで考えられた仕上げ
小山:まさにそうですね。さらに、指なじみや肌へのあたり方も違ってきます。高価格帯のリングは磨きや仕上げが丁寧で、着け心地がとてもなめらかなんですよ。細かいカーブや厚みのバランスまで、職人さんがこだわって作っていることが多いです
史子:デザインが同じでも「質感」や「着け心地」って、実はすごく大事なポイントですよね。
小山:マリッジリング選びでは、価格も大切ですが、生涯身に着ける指輪として、お二人が心から納得できる“着け心地と安心感”を基準に選んでいただきたいですね。
▶︎ 実際にリングを見比べてみたい方は、ぜひ店頭でお気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様一人ひとりに合わせた、ぴったりのリング選びをサポートいたします。
プロフィール

小山 恵美子(ブライダルリーダー/ジュエリーアドバイザー)
気さくできめ細やかな接客で、お客様の「欲しい」に応える。
大のジュエリー好きで、リングの重ね着けコーディネートが得意。
趣味は書道・華道・茶道。内面から美を磨く和の心の持ち主。

大須賀 史子(ジュエリーデザイナー/4代目見習い)
カラーストーンを愛し、色の組み合わせにこだわったジュエリー制作が得意。
お客様との会話を大切に、思いを形にするデザインを心がけている。
趣味は美術館巡り、美しい建築を見ること、テーブルコーディネート。
