マダムオースカの宝石物語 Vol.149

『ダイヤモンドは脂が大好き?』

年度初めの4月、気も引き締まりすね。誰もがやる気に満ちる春4月は、ダイヤモンドがバースデーストーン。今日はこのダイヤモンドの、とっておきの面白いお話です。

 さあさあ皆様お立合い。むかし、ローマ時代にプリニウスいう大変博学な方が居りました。彼は37巻にも及ぶ“博物誌”という物を書きました。その中のダイヤモンドの採掘法についてが面白い。「ダイヤモンドは、人跡未踏の深い谷間にあり、到底、人間はそこまで行くことは出来ない。そこで、羊の生肉を谷底めがけて放り投げると、ダイヤモンドは脂にくっつきやすい性質があるので、みなこの肉にくっついてしまう。それを空から鷲がご馳走めがけて降りていく。その鷲を捕まえ、ダイヤモンド採掘者がダイヤモンドを手に入れる。というマユツバもののお話でした。(喜連川純著「宝石一口事典」より)」

どうです、面白かったですか?この話、店頭でも良く使わせて頂いてるんですが、ダイヤモンドの脂好きが良く表現されていると思いませんか。

 今の話でお分かりになったように、ダイヤモンドは脂が大好き、皮脂やクリームなどが付きやすいんです。こまめにクリーニングして、春の光をシャワーの様に浴びて、ダイヤモンドの虹色の輝きを楽しんで下さいね。

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 次回のジュエリーリフォーム、地金買取相談日は、5月15日(土)です。

文 『ジュエリー文化』の伝道師  ジュエリーアドバイザー  マダムオースカ 大須賀 睦美