マダムオースカの宝石物語vol119

『私が感動したリフォーム編2』

 

 

毎日変わる空模様ですが、体調管理にも気を付けて短い秋を満喫したいものですね。

今月も私の心に残ったジュエリーリフォームのお話しです。

 

まるで友達同士のような仲の良い母娘様で、思わずこちらが巻き込まれてしまいました。
ご持参頂いたのはお母様が30年程前にご主人様から頂いた立爪のダイヤモンドの婚約指輪。

 

幾つかのリフォームサンプルをご試着頂くうちに、お母さんの様にしまいっぱなしにしないで、
せっかくだから私は出来れば毎日でもつけたいなとおっしゃりながら、どんどんご要望が飛び出します。


それがとても軽快で、リズミカルなお嬢様の言葉にお母様の合いの手が心地よく数時間があっという間に過ぎていました。

 

こうして、ご要望が普段からお仕事場にも着けられる事、キャリアを感じさせるデザインながらカジュアル感もある事、
50~60代になっても飽きずに使えるデザインである事、そしてある時は豪華に見える事などに絞られました。

 

お勧めしたデザインは、ダイヤモンドを両サイドから挟み込み、石の高さを押さえ、
リング幅を少しつけて指馴染みの良いものをご提案しました。


そして両サイドには、ご両親を思わせる2つのダイヤモンドを埋め込み、
華やかな場にはお持ちのエタニティリングと重ね着け出来るよう、お持ちのリングと厚みを揃えました。

 

そしてお母様の片方だけになったピアスのサファイアをサムシングフォー伝説に因んでリングの内側に埋め込み、
オンリーワンリングが出来上がりました。

 

 

一ヶ月後、仕上りをみてご満足気のお嬢様に「幸せになってね」と声を掛けられるお母様。
ちょっぴり涙が潤んでしまいました。


どうぞ末永くお幸せに!

 

 

文/『ジュエリー文化』の伝道師・ジュエリーアドバイザー

マダムオースカ 大須賀睦美

(この記事はクイック#1003号に掲載されました)