8月の新誕生石スピネルってどんな宝石?

福島県会津若松市の宝飾専門店ジュエリーオースカです。

お誕生日や結婚記念日など特別な一日に、ご家族やご友人への祝福や感謝の気持ちを込めて贈るアニバーサリージュエリー。

見た目の美しさはもちろん、肌身離さず身に着けられるジュエリーは時を超えて輝き続ける特別な贈り物。

ジュエリーオースカは、「ジュエリーで記念日を祝おう」をキャッチフレーズに、生涯にわたるハッピープロデューサーとしてお客さま一人ひとりの大切な記念日をプロデュースいたします。
お客様の「幸せな物語」をつくるお手伝いはジュエリーオースカにお任せください。

会津若松市、喜多方市はもちろん、福島、郡山市や県内外からも多くの方にご来店いただいております。

 

スピネルの輝きの秘密

 

2021年の誕生石改定により、8月の誕生石に新たに加わった「スピネル」。スピネルといえば、鮮やかな赤い色が印象的なレッドスピネルが有名です。レッドスピネルは、その艶やかな赤い輝きから長い間ルビーと間違われてきました。スピネルは、ルビーやサファイアを構成する鉱物コランダムが採れる鉱山の近くで採掘されることが多かったため、ルビーと混同されてきたようです。

 

スピネルはマグネシウムとアルミニウムで構成されていますが、そこにクロムが加わると赤色に変色しレッドスピネルになります。

レッドスピネルとルビーの大きな違いとして光の屈折が挙げられます。ルビーが複屈折であるのに対してスピネルは単屈折となっており、レッドスピネルの方が混じり気のない濃い赤色が見られます。

 

元来、スピネルの結晶は無色透明ですが、そこにさまざまな金属が含まれることによってブルーやピンク、ラベンダー、グリーン、オレンジ、褐色や黒色まで多彩なカラーバリエーションが生まれます。中でもコバルトが含まれることによって青い輝きが見られるブルーのスピネルはコバルトスピネルと呼ばれ希少性の高いものとなっています。

 

 

スピネルの石言葉や意味合いは?

 

スピネルの石言葉には「内面の充実」「安全」などがあります。スピネルは、原石の結晶が棘のように尖った形をしていることから鋭さを象徴する宝石といわれています。

 

夢や目標の実現に向けて向上心を高める効果が期待できるとされ、受験や試験などのお守りとしても人気があります。また、洞察力や的確な判断を下すための決断力を高めてくれるので、仕事やスポーツなどでリーダーシップを発揮したい方にもオススメの宝石です。

 

多彩な色をもつスピネルは、その色によっても持つパワーが変わってきます。赤い輝きをもつレッドスピネルは、強いエネルギーをもち、生命力を高め気持ちを前向きにしてくれる効果があるといわれています。

 

漆黒の輝きが特徴のブラックスピネルには、古来より持ち主を危険から守る力があるとされ、魔除けや厄除けとして用いられてきました。事故が起きないように守ってくれるといわれているので、旅行のお守りや厄除けとしてもオススメです。

 

青い輝きが特徴のコバルトスピネルやブルースピネルは、成功やカリスマといった意味合いをもちます。ブルーの輝きが癒しを与え精神面を落ち着かせてくれるヒーリング効果があるといわれています。

 

 

スピネルの主な産地は?

スピネルが採れる主な産地には、ミャンマー、タンザニア、スリランカなどがあります。中でもミャンマー産のレッドスピネルは、色味が美しく良質なものが多いことから高い評価を得ています。スリランカで採鉱されるスピネルは、主に青色や紫、黒色をしたものが多く採掘されます。稀に赤色や鮮やかなピンク色のスピネルが見つかることもあります。

 

近年スピネルの産地として注目が高まっているのがタンザニアです。タンザニアの南部に位置するトゥンドゥル鉱山は、広大な40kmに及ぶ漂砂鉱床(鉱物の地層)で知られており、ダイヤモンドやサファイアといった多種多様な宝石の産地としても有名です。

 

2007年には、タンザニアのマヘンゲ鉱山でホットピンクをしたスピネルが発掘され一躍話題となりました。

 

 

イギリス王室に受け継がれる「黒太子のルビー」の正体は?

スピネルは、八面体の結晶の先端が尖った形をしていることから、ラテン語で棘を意味する「spina」(スピナ)に因んで名づけられました。その見た目から長い間ルビーと混同されてきましたが、1783年、フランスの科学者ロメ・ドゥ・リール氏によってルビーとスピネルの違いを識別することができるようになりました。

 

スピネルにまつわる逸話として最も有名なものが「黒太子のルビー」です。イギリスのエドワード3世の息子エドワード皇太子は、黒の鎧を身にまとい戦場で勝利を導いたことから「黒太子」と呼ばれ恐れられていました。そんな中、クーデターで窮地に陥っていたスペインの王ペドロ1世を救った御礼に譲渡されたのが深紅の宝石ルビーだったといわれています。そのルビーはエドワード皇太子の呼び名に因んで「黒太子のルビー」と呼ばれ崇められてきました。

 

今でもイギリス王室の第一公式王冠の正面に飾られており、140カラットの大きな宝石が印象的です。この宝石はイギリス王室の守護石として代々受け継がれてきました。この「黒太子のルビー」の正体は、ルビーではなく「スピネル」だったというのは有名な話です。

 

ヨーロッパでは、ルビーは威厳と勇気を授ける石として信じられてきました。黒太子のルビー以外にもエリザベス女王のティムール・ルビーと呼ばれるネックレス、ロシア皇帝のエカテリーナ1世の王冠のルビーなど、これら歴史上に残る有名な宝石が、実はスピネルだったことが判明していますが、歴史に敬意を表し今でもルビーと呼ばれているのです。

 

当店にはジュエリーコーディネーター、リモデルカウンセラー1級などの資格を持つ専門家が揃っています。皆様の疑問や不安に思うこともきちんとお聞きし、誠意をもって対応してまいりますのでご安心ください。お客さまお一人おひとりの人生を豊かにするハッピープロデューサーとしてお客さまに笑顔になっていただけるジュエリーをご提案してまいります。

 

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